映画「ザ・スイッチ」ネタバレあらすじ-ブラムハウス発スラッシャー・コメディ!可愛すぎるおっさん女子高生

凶悪殺人鬼の体と入れ替わってしまった女子高生。警察には追われるわ、殺人JKはやりたい放題だわで、おっさんJK果たして元の姿に戻れるのか?!
「パラノーマル・アクティビティ」「ゲット・アウト」のブラムハウスが放つスラッシャー・コメディ。

Source: https://www.amazon.co.jp/

 

 

製作:2020年

製作国:アメリカ

上映時間:101分

監督:クリストファー・B・ランドン

出演:
ヴィンス・ヴォーン
キャスリン・ニュートン
セレステ・オコナー
ミシャ・オシェロヴィッチ
アラン・ラック ほか

 

 

※本記事にはネタバレ、結末が含まれています。

映画「ザ・スイッチ」ネタバレあらすじ

それは11日の水曜日。夜も更けたころ、高校生の男女4人が両親の留守中に羽目を外していた。
そこへ現われたのは凶悪な巨漢の殺人鬼ブッチャー。
90年代にホームカミングで大勢殺したという伝説のシリアルキラーだ。
ブッチャーはあの手この手で次々と4人を惨殺していく。
去り際に、その家にあった「ラ・ドーラ」という古い短剣を盗んでいった。

12日、木曜日。
女子高生のミリーは、母親と警察官の姉の3人暮らし。
一年前に父親を失くして以来、母親は酒に溺れ、ミリーに過剰に依存するが、母を気遣うミリーはそれに甘んじている。
明日はホームカミングのダンスなのにママと芝居を観に行く予定だし、地元を離れて大学へ進学したいなんてとても言い出せない。
内気な性格から学校ではいじめられ、鬱屈とした日々を送っている。
親友のナイラとジョシュだけが彼女の良き理解者だ。
教師までもが遅刻したミリーを皆の前で執拗に吊るし上げ、涙ぐむミリー。
そんな時、秘かに憧れているアメフト部のブッカーが声をかけてくれた。
「時計は5分進めておくと命拾いするよ」
すると突然、生徒4人が殺害されたとの緊急メールが一斉に入り、学校は騒然となる。

その夜、アメフト部の試合の応援の後、ミリーを迎えに来るはずのママは酔いつぶれて眠ってしまっていた。
学校には誰もいなくなりライトも消され、ミリーはひとり取り残されてしまう。
どんどん心細くなるその目の前に、暗闇の向こうからあのブッチャーが姿を現した。
逃げ惑うミリーにブッチャーが襲いかかると、振り上げた短剣の柄に埋め込まれた石が赤く光り、雷鳴が轟く。
短剣はミリーの左肩に刺さり、ブッチャー自身も左肩に同じ傷を負った。
その時、辛くも姉が駆けつけて発砲。ブッチャーは凶器の短剣を残して逃げ去った。

幸いミリーの傷は浅く、警察で聴取を受けた後、家に戻りベッドに就く。
ところが、深夜0時。再び雷が鳴り響くと、女子高生ミリーと殺人鬼ブッチャーは互いに体と中身が入れ替わってしまった。

Source: https://www.youtube.com/watch?v=qdXOQB3DxsI

13日の金曜日。
ミリーの体で目覚めたブッチャー(以降ミリー)は、ラブリーな部屋を不審に思うも、冷静に状況を受け入れ、周りの様子に目を光らせる。
ミリーの姿で学校へ行けるとは、願ってもない殺戮のチャンスだ。
にやりとほくそ笑むと、姉のクールな赤い革ジャンを拝借し、メイクも派手に決めて登校する。
早速、ミリーをいじめていた同級生が事件のことをあれこれ聞いてきたので、更衣室に誘い込んで冷却装置に閉じ込めて殺してやった。

一方、ブッチャーの体になったミリー(以降ブッチャー)は、この上なく不気味で薄汚いアジトで目を覚ます。
悪夢のような光景に混乱し、鏡に写った自分の姿に大絶叫。
訳が分からないまま町へ出るが、4人の生徒殺害とミリーの事件の容疑でブッチャーはすでに指名手配されている。
町の人に「殺人犯よ!」と叫ばれて、自分も驚いて悲鳴を上げ、女子走りで逃げていった。
大きな体を持て余しながら、こそこそと高校へ潜り込むと、自分の臭いに耐えきれずシャワーを浴び、更衣室で同級生の無残な姿を発見。

ナイラとジョシュがいつもと様子の違うミリーを心配しているところへ、突然ブッチャーがやって来た。
2人は一目散に逃げるが、ブッチャーは、自分は親友のミリーだと必死で訴えながらしつこく追いかけてくる。
すったもんだの大騒動の末、2人はこの奇妙な事態に驚愕しつつも、殺人鬼の姿をした親友の味方になった。
刺された短剣についてネットで調べると、それは古代アステカの短剣ラ・ドーラ。
ミリーとブッチャーはどうやら剣の呪いにかかってしまったらしい。
24時間以内に再びミリーを刺さないと永久に入れ替わったままだという。
まずは、これ以上犠牲者を出さないために、学校に潜むミリーの皮を被った本物の殺人鬼を見つけなければならない。

ブッチャーは慣れない男性の体に不自由するも、自分をからかっていた男子生徒を脅かしていい気分になったりする。
ミリーはというと、小柄な体に苦戦しながらも、忌々しい教師を丸ノコで真っ二つにしていた。
連日の事件で今夜のホームカミングのダンスも中止になり、生徒は外出禁止に。
学校内には警察が物々しく出入りしているが、当然ミリーが怪しまれることはない。
廊下でブッチャーたち3人と鉢合わしても、か弱い女子高生の振りで「ブッチャーよ!」と騒ぎ立てた。
3人は警察に追われることになり、大慌てで学校から逃走する。

Source: https://www.youtube.com/watch?v=qdXOQB3DxsI

なんとか警察を撒いて、SNSに上がっていたミリーの動画から3人はゲームセンターへ。
ミリーはムカつくアメフト部員たちに、自分がアジトにしている古い製粉所でパーティーをするようそそのかしていた。
ミリーが立ち去ると、様子のおかしい彼女を気にかけてブッカーが後を追う。しかしミリーはナイフを手に待ち構えていた。
ブッカーにナイフを振りかざすミリー。だが間一髪のところで飛び込んできたブッチャーが怪力でミリーをぶっ倒した。

ミリーを縛り上げ、ブッチャーが突き飛ばした拍子に気絶したブッカーとともに、ジョシュの家へ運び込む。
目を覚ましたブッカーは、ナヨナヨしたブッチャーと悪態をつくミリーを目の前にして、呪いの件を説明されても飲み込めずパニックに。
そこでブッチャーは自作の「愛の詩」を詠んだ。
それはかつてのミリーがブッカーのロッカーに入れた匿名のラブレターだった。

午前0時までの残り時間がわずかとなり、押収された短剣を盗み出すため警察へ向かう。
ナイラが警察署で奮闘している間、車に残ったブッチャーとブッカーは互いに胸の内を語り合い、次第にいいムードに。
ブッカーは巨体のブッチャーに「ずっと好きだった」と愛の告白。2人は恥じらいながらキスを交わすのだった。
ところがミリーが拘束を解いて逃げ出していた。
ミリーは警察署へ乗り込んで、まんまと短剣を奪うとパトカーで逃げ去ってしまう。

タイムリミットはあとわずか。ミリーを追って製粉所のパーティーへ急ぐブッチャーたち。
ミリーは製粉所の裏で、チェーンソーやらフックやらを駆使してアメフト部員たちを皆殺しにしている。
ブッチャーは殺人鬼のミリーに「私の体を返して」と勝負を挑むが、取り逃がしてしまう。
逃げるミリーを、ナイラとジョシュが追い詰めて取り押さえた。
しかしブッチャーが短剣を手にしたその時、腕時計のアラームが無情にも深夜0時を告げる。
間に合わなかった。永久に殺人鬼の体なのだろうか。
だが、学校の鐘がまだ鳴っていない。
ブッカーがかけてくれたタイマーは、5分進んでいたのだ。
ブッチャーの振り下ろした刃がミリーの左肩を突き刺すと、雷鳴とともに剣の石が赤く光る。
ついに、ミリーは自分の体を取り返した。
本当の殺人鬼ブッチャーは、踏み込んできた警察に何発もの銃弾を浴びせられ、その場に倒れた。

Source: https://www.universalpictures.jp/micro/the-switch

その後、ミリーは無事家族のもとへ帰って平穏を取り戻す。
ブッカーとも両想いになり、ママは大学進学を認めてくれた。
これで事件は一件落着。
かと思われたが、救急車の中で息絶えたはずのブッチャーが実は生きていた。
家に忍び込んできたブッチャーはミリーの首に包丁を突き立てる。
ミリーの弱さを哀れみ、「クソ人生だ」と嘲った。
しかしミリーはもう負けていない。
「私もその体で弱点を知った」と、思いっきり急所蹴りを食らわし、家族で力を合わせて体を張って猛反撃。
ミリーは壊れた椅子の足でブッチャーの体を深く貫く。
今度こそブッチャーが起き上がることはなかった。

STAFF & CAST

製作は、低予算ながら斬新なホラー映画を次々と生み出しているブラムハウス。
監督は「ゾンビーワールドへようこそ」(2015年)「ハッピー・デス・デイ」シリーズ(2015年、2017年)などのクリストファー・B・ランドン監督です。

凶悪殺人鬼ブッチャーにはヴィンス・ヴォーン。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」(1997年)「ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き」(2006年)「フォー・クリスマス」(2008年)「ハクソー・リッジ」(2016年)など、コメディからシリアスまで数多くのヒット作に出演する多才な実力派俳優です。
「ドッジボール」(2004年)をはじめ、ベン・スティラー作品の常連でもあります。

女子高生ミリーにはキャスリン・ニュートン。
幼い頃からモデルやテレビシリーズで子役として活躍し、キャメロン・ディアス主演「バッド・ティーチャー」(2011年)で長編映画デビュー。
「パラノーマル・アクティビティ4」(2012年)「名探偵ピカチュウ」(2019年)などに出演する注目の若手俳優です。
2023年公開予定の「アントマン&ワスプ: クアントゥマニア」ではスコット・ラングの娘役を演じています。

ヴィンス・ヴォーンに釘付け

友情や恋愛、家族、LGBTQ+など盛りだくさんで、定石通りのストーリーながら最後まで飽きさせません。
ありとあらゆる手段で容赦なくグロい殺人シーンも必見です。
また多彩なキャストも魅力的。
個性的な若手俳優たちはもちろんのこと、何より持っていかれるのは、恋する女子高生ヴィンス・ヴォーン。
話し方や仕草などいちいち細かい女子演技はさすがのコメディセンス、シリアルキラーとJKの演じ分けも実に見事です。
あれこれ考えず気軽に楽しめてスッキリできる良作。
「ハッピー・デス・デイ」シリーズが好きな方にはぜひおすすめの1本です。

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