映画「エスケープ・ルーム」ネタバレあらすじ・配信サイト－命がけのゲームに仕掛けられた罠とは？

「インシディアス　最後の鍵」（2018）のアダム・ロビテル監督によるサスペンス・スリラー。謎解き要素満載、生きるか死ぬかのリアル脱出ゲーム！

公開：2019年

製作国：アメリカ

上映時間：100分

ジャンル：サスペンス、ホラー

監督：アダム・ロビテル

出演：テイラー・ラッセル
ローガン・ミラー
デボラ・アン・ウォール
タイラー・ラビーン　ほか

※本記事にはネタバレ、結末が含まれていますので作品をご覧になる前はご注意ください。

contents

作品紹介

体感型脱出ゲーム「エスケープ・ルーム」に集められた見ず知らずの6人。謎を解き明かすにつれ、次第に明らかになる6人の共通点とは…？

「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」（2014）「インシディアス　最後の鍵」（2018）などのホラー作品を手掛けてきたアダム・ロビテル監督。
2021年には本作の続編「エスケープ・ルーム２：決勝戦」が公開されました。

製作には「ワイルド・スピード」シリーズ（2001～2016）や、テレビシリーズ「プリズン・ブレイク」（2005～2009）などで知られるニール・H・モリッツが名を連ねています。

ゾーイを演じたテイラー・ラッセル
テレビシリーズ「ロスト・イン・スペース」（2018～2021）で注目を集め、「WAVES/ウェイブス」（2019）で第29回ゴッサム・インディペンデント映画賞ブレイクスルー演技賞受賞。高い評価を得る期待の若手俳優です。

ベンを演じたのはローガン・ミラー
ディズニーXDの「爆音家族」（2009～2011）をはじめ多くのテレビシリーズに出演。
「ゾンビーワールドへようこそ」（2015）で主役の高校生役、「Love,サイモン 17歳の告白」（2018）では主人公の敵役の同級生を演じています。

主演の2人は「エスケープ・ルーム２：決勝戦」でも続投していますのでぜひご覧ください。

映画「エスケープ・ルーム」ネタバレあらすじ

6人の男女に、「エスケープ・ルーム」への招待状が届いた。
数学の天才で内気な女子大生ゾーイ。
リッチなビジネスマンのジェイソン。
酒に溺れる孤独な青年ベン。
元軍人の美女アマンダ。
エスケープ・ルームに詳しいゲームオタクのダニー。
トラック運転手の中年男マイク。
人種も年齢も職業もバラバラの6人が、「エスケープ・ルーム」を主催するミノス社の一室に集った。
ダニーによると、「エスケープ・ルーム」は賞金1万ドル、ゲームマスターの説明に従って進む体感型の脱出ゲームだという。

ゲーム開始

ソファーとテーブルに雑誌といったごく普通の待合室で、受付の窓口の向こうから「お待ちください」と案内がある。
ゲームマスターは一向に現れず、ベンが一服しに外へ出ようとすると、ドアノブが取れてしまった。
取れた跡はオーブンのダイヤルのようになっている。
「ここがエスケープ・ルームだ！」

ダニーの提言で皆一斉に暗号やパズル、数字など手掛かりになるものを探し始める。
ゾーイがヒントを得てダイヤルを回すが、ドアが開くどころか天井に埋め込まれたコイルがみるみる赤くなり、室内が熱くなってしまい一同は大慌て。
施錠された受付窓の鍵を探して開けると、受付嬢はマネキン。
受付の電話が鳴り、掲示されたルールに従いゲームを進めるよう言い渡される。
すると瞬く間に部屋の窓が塞がれ、柱や壁など至る所に埋め込まれたコイルが赤く熱せられ、室温は益々上昇する。
テーブルに埋め込まれた6つのコースターがスイッチになっている仕掛けをゾーイが見つけ、壁の通気口が開いた。
水を満杯にしたコップを使ってコースターを押し続け、全員がギリギリで通気口から脱出。
その直後、部屋は炎に包まれた。

雪山

通気口を抜けた先は古びた山小屋の中だった。
アマンダは先ほどの部屋で従軍時の幻覚を見て動揺しているし、皆が危険な目に遭って苛立ち言い争いになる。
ダニーによればあと5部屋はあるという。
小屋のドアにかけられた南京錠の鍵を見つけ、ダイヤルとなるアルファベット7文字を部屋の中で探す。
ベンが飾られた鹿の角に刻まれたイニシャルを見て正解を導き出すが、それは彼の過去に関わるものだった。

小屋の外へ出るとそこは雪に覆われた森の中。温度は氷点下、地面は凍った湖か川のようだ。
屋外ではなく四方を壁に囲まれた大きな部屋で、当然ドアには鍵がかかっていた。
森の中で赤いコートを1枚見つけ、全員が交代で着ることにする。

森で見つけた釣竿と、ゾーイが得たヒントで、氷に開いた丸い穴の底から鍵の入った30cm四方の氷の塊を引き上げる。
氷を溶かすために、皆は一服するベンにライターを要求し、放り投げられたライターをダニーが取りに行くが、その時足元の氷盤が崩れて水中に落ちダニーは息絶えた。

死者が出たことで、これが単なる脱出ゲームではないことを皆が感じ、言葉を失う。
四方八方に取り付けられた監視カメラも安全のためなどではないだろう。
それから一同は手で氷を溶かし、なんとか鍵を手に入れた。

プール・バー

次の部屋へ向かうと全てが逆さまの古いプール・バーだった。
彼らの足元は天井。頭上には逆さまのビリヤード台。
突然、エレベーターのように部屋が上昇し、床板が一枚抜けてしまう。
どのくらい上昇したのか分からないが、下の階はなく奈落になっている。
アマンダが棚を伝って天井まで昇って金庫を見つけ、ゾーイは壁のパネルパズルで金庫の暗証番号の謎を解くが、床が次々と抜け、全員が必死で壁にしがみついた。
全員なんとかドアのある一角へ辿り着き、アマンダはビリヤード台の縁にぶら下がり移動するが、ドアノブとなるビリヤードの玉を、不安定な残り一枚の床に落としてしまう。
転がって落ちていく玉を追った彼女は、それをジェイソンに投げて渡すと、床板とともに奈落に落ちて行った。

トリアージ室

扉を開けて次の部屋へ。
薄暗く広い室内には、病室が仕切られ挑戦者6人それぞれのカルテがある。
アマンダのカルテには、爆発事故での唯一の生存者と記されていた。
ゾーイは飛行機の墜落事故でただ1人生き残った。
プール・バーでは恐ろしい事故の体験が彼女にフラッシュバックしていた。
ジェイソンは友人とセイリング中の海難事故。
森で見つけた赤いコートはジェイソンの過去にまつわるものだった。
ベンは友人たちとドライブ中の交通事故、マイクは鉱山での落盤事故、ダニーは一酸化炭素中毒事故。
彼らは全員が、「唯一の生存者」だったのだ。

そしてこれまでの仕掛けの細部が彼らの過去に繋がっていることからも、ゲームマスターは皆の事情をすべて掌握しているようだ。

その時、テレビカメラが付き、ゲームマスターから残り5分と予告される。
ゾーイは「従うつもりはない！」とキレて、監視カメラを壊して回った。
時間切れで毒ガスが撒かれる中、ジョンソンらは心電計というヒントを探し出す。
この時ジョンソンがマイクに電気ショックを与え、マイクは命を落とした。
次の部屋への鍵を開けることに成功するが、ゾーイは逃げるのを拒否し、ベンとジョンソンは次の部屋へ。

最後の部屋、そして…

部屋は全体がモノクロの幾何学模様に覆われたトリックアートのようになっている。
ベンはジョンソンがマイクを殺したことを責めた。
2人はハッチを見つけて開けるが、ハンドルについていた毒により、2人とも激しい幻覚症状に襲われる。
うねる部屋、解毒剤を見つけるも1人分しかない。
奪い合いになるが、ジェイソンが倒れた拍子に頭を打って死に、ベンは解毒剤を打った。

ベンがハッチから落ちたのはアンティークな部屋。
「物語の終点」と書かれた扉があった。
壁が歪み家具が倒れてくる中、必死で本や絵画からヒントを探し、アンティーク部屋を抜け出してコンクリート打ちっぱなしの殺風景な広い部屋へ来る。

いくつものモニターやスピーカー。
するとゲームマスターを名乗る男が現われる。
彼は「富豪が賭けを楽しむ」というこのゲームの実態を明かすと、後ろからベンの首を絞めた。
「競馬の馬が賞金を貰うか」
ベンはゲームマスターに反撃。するとパソコンに「変更」の指示が出され、モニターにはゲームマスターの顔が映し出され「競技中」と表示された。

そこへゾーイが部屋へ辿り着く。
ゾーイは、酸素マスクを使って生き延び、主催者側の作業員が来ると彼らを倒し、銃を奪って逃げ出したのだった。
2人はゲームマスターを撃ち、ゲームは終了した。

その後、命からがらビルを出たゾーイとベン。
ゾーイは警察を呼びミノス社ビルの待合室へ行くが、そこはすでに廃墟となっていた。
壁の落書きから「no way out」というアナグラムを読み取るも、警察は信じてくれない。

6か月後、ゾーイとベンは再会する。
ゾーイは、ミノス社を探ろうとしていた。
そして、2人は探し出したミノス社本社のあるニューヨークへ向かうことに。
だがそこにも、エスケープ・ルームが仕掛けられていた…。

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